藤波辰爾 - WWEの殿堂「ホール・オブ・フェーム」入り記者会見
WWE(ビンス・マクマホン会長兼CEO=本社は米国コネチカット州スタンフォード)の名誉殿堂「ホール・オブ・フェーム」入りが発表された藤波辰爾選手が、米国出発の前日(25日)に東京・渋谷で会見を行った。
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WWEジャパンの西住幹太代表とともに会見を行った藤波選手は「ニューヨークのMSGのリングに上がったことが、僕のプロレス人生のスタートだった。いろんな状況、怪我とかもありつつ、コツコツと積み重ねてきたことが評価されて嬉しい。Mr.ビンス・マクマホン氏に感謝したい。明日、アメリカに出発します。スピーチは飛行機の中で考えます」と笑顔を見せた。
授賞式は世界最大のプロレスイベント「レッスルマニア31」(3月29日=現地時間、カリフォルニア州サンタクララ・リーバイススタジアム)の前夜、カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターにて開催。インダクター(表彰式の際に受賞者を壇上へと導く案内人)は1977年頃、ともにノースキャロライナ地区をサーキットし、1991には新日本プロレスの東京ドーム大会でNWA世界ヘビー級王座を争ったリック・フレアー氏が務める。また藤波選手と同時に殿堂入りするのは“マッチョマン”ランディ・サベージ氏(故人)、女子部門でも活躍し日本でもおなじみのアランドラ・ブレイズ(メドゥーサ)さん、サモア系の実力者で現スーパースターのウーソズ(ジェイ&ジミー)の実父であるリキシ、そして俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏であることも発表された。
スクリーンでは現スーパースターの一員としてWWEで活躍中のヒデオ・イタミ(KENTA)選手から「少しでも藤波さんの足跡に近づきたい」とビデオメッセージが流され、藤波選手も「OB、現役をふくめて、そうそうたるメンバーと会うのも楽しみだし、アメリカで活躍しているKENTA君と顔を合わせるのも楽しみ。いつかはぜひ戦ってみたいね」と対戦表明。集まった報道陣との質疑応答後に行われた写真撮影中にも自ら長男・LEONA選手を呼び寄せ、「こういったマーク(WWEのロゴマーク)の前で撮るのも、いい経験だよ」と語っていた。
明日26日、伽織夫人、LEONA選手(長男)と共に渡米。帰国は4月5日となる。
アメリカでは、ニューヨークまで足を伸ばし、WWEのメッカであり、自らの思い出も多いマディソン・スクエア・ガーデンを家族と共に来訪する予定。