0DRADITION 2018
大阪南港 ATCホール Cホール
12:15開場 13:00開始
THE REVENGE TOUR in OSAKA大会のポイント
THE REVENGE TOUR 最終戦は、全6試合が大阪南港ATCホール・ホールで行われた。第1試合の「大衆プロレス松山座 提供試合」松山勘十郎と犬人間よしおから始まり、第2試合の倉島と三州の一騎打ちへ。そして東京大会に続き、ドラディション初参戦の DRAGON GATE 〜YAMATOと望月成晃が第3試合で激闘を繰り広げ、ブラック・タイガーの狡猾さと金本の鋭い打撃が相まって大阪の会場を一気に沸かせた。続く第4試合の長井と冨宅は、UWF同期入門のシングル対決となり、ファンにはたまらない極上の空間となった。
セミファイナルでは、谷津嘉章&ヒロ斉藤組の昭和のベテランタッグが、KAZMA&AKIRA組と対決。試合はクラシカルな攻防でスタートし、谷津とヒロの重い攻撃にAKIRA組は序盤から苦戦。なんとかペースを握ろうと、ベテラン組の試合感の鈍りを徹底的に突く作戦で、ラフファイトに出たAKIRAとKAZMAだったが、百戦錬磨のベテランタッグはラフファイトでも主導権を譲らない。
中盤、ヒロを捕らえたAKIRA組が勢いに乗るが、谷津はカズマに必殺の監獄固め、ブルドッキング・ヘッドロックを見舞い、ヒロはカズマにチンクラッシャーからセントーン。谷津がAKIRAを監獄固めに捕え、ヒロはセカンドロープからセントーンを発射し、一気に勝負を決めにかかったベテラン組だったが、ヒロのダイビングセントーンを誤爆させたKAZMAが機を逃さず、ヒロをクルリとパッケージして3カウント。冷静に戦局を読んだ「世界を知る男」KAZMAが、大ベテランから金星を奪ってみせた。
メインイベントでは、丸藤正道・越中詩郎・藤波辰爾組と大谷晋二郎・藤原喜明・エル・カネック組との対戦。
後楽園ホール大会と同じく、藤波とカネックが先発。身体の厚みとパワーを利用し、ヘッドロックで藤波を捕えたカネックが圧倒。大谷は新日本プロレス時代の先輩・越中と激しくぶつかり合い、丸藤と藤原組長はお互いの技術を確かめ合いつつ、威嚇するような攻防に終始した。
藤波より1歳年上だが、いまだにビルドアップした肉体を維持するカネックは、中盤、丸藤を相手にメキシコ伝統のジャベ(複合型の関節技)をいかんなく披露。だが後半に藤波と対峙すると、かつてのライバル関係が蘇ったかのように、ラフファイターとしてのカネックに変身。場外では藤波を観客席へと軽く放り投げてパワーの差を見せつけ、対する藤波もラフファイターへと覚醒しカネックを鉄柱に叩きつけて対抗。観客の目が異例の場外戦にクギ付けとなる中、リング上ではモヤモヤと怒りとストレスが蓄積していた様子の藤原組長がレフェリーに対して暴行。レフェリーがマットに倒れると、即座に反則負けが告げられた。
試合終了のゴングが鳴り響いた後もリング内外で乱闘が続く。反則負けを喫した藤原組長は怒りを露わに大暴れすると一人退場。リング上に残った藤波とカネックはお互い牽制しながらも、最後は握手。混沌とした中、リベンジマッチの幕が下ろされた。
試合結果
陣太鼓から
片エビ固め
9分24秒
ニケ
ブラック・タイガー
アンクルホールド
金本浩二
ストレッチプラム
ヒロ斉藤
首固め
AKIRA
越中詩郎
藤波辰爾
反則勝ち
(レフェリー暴行)
藤原喜明
エル・カネック
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