ドラディション11月シリーズAscending Current 2008 〜上昇気龍3〜が大阪で開幕。CMLLのミニ・エストレージャのチャンピオン〜ペケーニョ・ダミアン 666(CMLL)が初来日を果たし、関本大介(大日本プロレス)、エル・ブレイザーも初のシリーズフル参戦と、新メンバーも目白押し。メインではNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座決定戦が行われ、華やかな幕開けとなった。
*CMLLのミニのトップルード〜ペケーニョ・ダミアン 666が初来日
メキシコの一番人気のチーム『ミニ・ペロスデルマル』のリーダーを勤めるペケーニョ・ダミアン 666がドラディションマットに初来日。顔面に恐ろしいペイントをほどこし、奇声を発しリング内外を縦横無尽に走り回り、大阪の会場を恐怖の渦に陥れた。
初日はエル・ブレイザーを相手に、華麗な空中殺法、高度な技も披露。今後の活躍が期待される。
*関本大介が大活躍
セミファイナルでは、今シリーズ初のフル参戦となる関本大介が長井・嵐&ベアー組を相手に大奮闘。長井・嵐&ベアー組の反則攻撃をはね返し、パワフルな攻撃と粘り強いファイトで藤波、吉江をがっちりサポート。
吉江も150キロの巨体をフル活用し長井組をはね飛ばし、最後は藤波が嵐を足4の字でギブアップに追い込んだ。初タッグながら絶妙なコンビネーションで長井組を初戦で撃破した藤波組は、試合後「これからも、ここで勉強させてもらいます」(関本)「この2人がいたら僕なんか出る幕がなかったよ」(藤波)「あいつら(長井・嵐&ベアー)は今年で終わらせますから」と、明るい表情でコメントした。
立会人はかつてこのベルトを巻いたこともある
藤波辰爾
*NWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座決定戦〜ウルティモ・ドラゴンvsスペル・デルフィン
メインではNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座決定戦が行われた。
立会人はかつてこのベルトを巻いたこともある藤波辰爾。同タイトルは、2007年3月に後藤洋央紀(新日本プロレス)選手が戴冠したが、ヘビー級転向のため返上し、空位となっていた。
自ら団体を率いる長同士の究極の一騎打ちは、グラウンドの攻防からスタートし、徐々にヒートアップ。華やかなマスクマンがリング上を飛び交った。ウルティモ・ドラゴンは巧みなメキシカンジャベを披露するとスペル・デルフィンも空中殺法で応酬。ウルティモ・ドラゴンが電光石火のラ・マヒストラルで丸め込むがカウント2。一進一退の攻防が続いたが、最後はデルフィンが臨海アッパー3連発から高速のジャーマンスープレックスホールドで3カウントを奪った。地元大阪で、かつてのチャンピオンでもある藤波辰爾からベルトを手渡されたデルフィンは感無量。感謝の言葉を述べると共に、今後の活躍を大阪のファンに約束した。
|