5月29日(水)後楽園ホール『DRADITION 新たなる波動〜BATTLE NEW VIBRATION 2013』開催発表記者会見
都内・後楽園飯店『瑠璃』にて、5月29日(水)に行われる『DRADITION 新たなる波動〜BATTLE NEW VIBRATION 2013』開催発表記者会見が行われ、大会概要、2試合の決定カードが発表された。
出席:藤波辰爾(ドラディション)
初代タイガーマスク(リアルジャパンプロレス)
船木誠勝(全日本)
AKIRA(WRESTLING NEW CLASSIC)
ドラディション・スーパーバイザーの柳 豊治氏(※)が大会概要を説明した後、各選手が今大会に向けての意気込みを語りました。
(※藤波辰爾デビュー40周年に設立したドラゴンハートプロジェクトを立ち上げた柳 豊治氏がドラディションのスーパーバイザーに就任)
■「久しぶりにゾクゾクしている」(藤波)
藤波:「デビュー40周年の記念興行を終え、新たなスタートです。インパクトのある、刺激的なものにしたいと思い、その第一弾として、今回は、ドラディション初の船木選手にリングに上がってもらうことになりました。
船木選手は、彼が若手の頃、付け人をやってもらっていましたが、当時から何にでもまっすぐな性格だったという印象があります。練習も黙々とやっていた。彼が新日本を出て、格闘技という路線に進み、今度は、一緒にリングに立てるというのは、自分が40年やってきたからこそ実現できたこと。 久しぶりにゾクゾクしますね。
リングに立つ以上、常に、ファンの方々に『来てよかった』と思えるものを提供するのが自分の役目。まだ肌を合わせていない選手はたくさんいるので、これからも少しずつ実現していきたいです」
■「どんな戦法でくるのか今から楽しみ」(初代タイガーマスク)
初代タイガーマスク:「藤波さんのドラディションは、今まで家庭的なイメージがありましたが、今回のカードを見て『これは勝負に出たんだな』と感じました。
船木選手とは、インタビューなんかで何度か一緒になっていますが、リングに立つのは初めて。今から、どんな戦法でくるのか楽しみ。こっちも体調を整えて準備しないと・・・。
AKIRA選手も動きの速い選手なので要注意。自分にとっても“波動”となる試合です。
この試合を通して、自分がどれだけ高められるのか楽しみ。心配なのは、藤波さんが9:1で出てしまうのではないかということ(笑)」
■「今までにない特別な感覚」(船木)
船木:「新日本時代だと、僕はこの中で一番下になるんです。当時、藤波さんの付け人をしていましたので、何年経っても付け人感覚が抜けなくて・・・。藤波さんはとても優しくて、自分が寝坊した時、藤波さんに起こしてもらったこともありました(笑)。初代タイガーマスクは、自分がプロレスラーになるきっかけとなった人でもあるし、まさか同じリングに立てるとは思ってもいませんでした。
猪木さん、坂口さん、藤波さん、木村さん、星野さんというのは『先輩』というより、完全に『上の人』という感じです。どういう試合になるのか・・・?
■「ここで改めて腕くらべをさせていただきたい」(AKIRA)
AKIRA:「金曜8時にブラウン管から憧れの目で観ていた方々とリングに立てることは、とても光栄です。藤波さんには僕も付け人とについていたこともあるし、いろいろ教えていただきました。先日もUWF軍との対抗戦での藤波さんの試合を観て、改めて藤波さんの技術のすごさに驚きました。
自分もこの年になって、腕、技術にも自信が付いてきたので、ここで改めて腕くらべをさせていただきたいと思います。タッグパートナーの船木選手は、自分がプロレスの怖さ、喜びを発見したのもこのタッグチームなので、感慨深いタッグ、対戦になりました」
会見場に姿を見せた長男の藤波怜於南くん(19)のデビューの話になると、藤波選手は「彼は、明日から3週間ほど、イギリスのマンチェスターに練習に行きます。帰ってきて、仕上がり具合をみて、デビューの時期は考えます」と答えた。