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藤波辰爾『ザ・デストロイヤー メモリアルナイト〜白覆面の魔王よ永遠に〜』へ参加決定! /開催発表記者会見

 2019年7月29日に都内で行われた『ザ・デストロイヤー メモリアルナイト〜白覆面の魔王よ永遠に〜』発表記者会見に藤波辰爾選手が出席。今年3月7日に逝去された“白覆面の魔王”ザ・デストロイヤーさんのこれまでの功績を讃え、開催される記念大会への参加、協力を表明。
 後のプロレス界に絶大な影響を与え、覆面レスラーの礎を築いたザ・デストロイヤーさんのメモリアル大会への熱い応援宜しくお願い申し上げます。

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緒方公俊「本日はご多忙の中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。ただいま紹介にあずかりました、私、株式会社H.J.T.Production、緒方公俊と申します。ご挨拶が大変遅くなりましたが、2月のジャイアント馬場追善興行の際はご協力等いただきまして、誠にありがとうございました。追善興行の際に馬場さんのライバル、また友人でもありましたデストロイヤーさんにも来日をいただきたかったのですが、お体が悪いということで、メッセージという形でご参加をいただきました。大会が終わり、約3週間後にデストロイヤーさんの訃報を聞き、驚きました。弊社としても何かできることがないかと考えていた矢先に、5月中旬、デストロイヤーさんのご子息でもありますカート(・ベイヤー)さんとお会いし、デストロイヤーさんの追悼興行をしてほしいとご依頼いただきました。興行開催という形でお礼をお伝えできるのであればと思いまして、興行のほうの開催を決意いたしました。つきましては、『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト〜白覆面の魔王よ永遠に〜』、11月15日、大田区総合体育館にての開催を正式に発表いたします。また、今回大会開催にあたりまして、全日本プロレスを初期から支えてきた和田京平名誉レフェリー、ならびに本日所用で不在になりますが、木原文人リングアナウンサーにも大会プロデューサーとしてお力をお借りすることも併せて発表させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」

藤波辰爾「皆さん、こんにちは。藤波です。このたび、デストロイヤーさんのメモリアルの大会を、自分がこうやって会見に出席して発表させてもらうことを非常に光栄に思います。デストロイヤーさんの思い出となると、僕らが少年時代からデストロイヤーさんと力道山のあの死闘をテレビで見て、我々の目に焼き付いています。いろんなところで、対戦したというのが自分の中で記憶にないんです。たぶんやってないと思うんですよね。ただ、時折、いろんなところで顔を合わせてます。近々では、先ほどご紹介があった2015年のWWEの殿堂入りの、その前後だったですかね。一度お会いしました。僕はもうああいう素晴らしい選手というか、あのデストロイヤーさんの前だと本当に直立不動でね。お会いするだけで、あのオーラというか。一度自分でも記憶が残るような対戦をしたかったんです。これは叶わぬ夢だったんですけど。とにかく今回、この大会がまた開催されると。ましてや、こういう追悼という夢の大会ですから、自分もここに名を連ねられるだけで光栄に思います。精一杯いろんな形で協力したいと思いますんで、よろしくお願いします」

和田京平「今日は皆さんありがとうございます。デストロイヤーが亡くなってびっくりしたんですけどもね。この大会が開けるということで、凄く私ながら嬉しく、絶対応援したい、スタッフになりたいと思っていたのに、プロデューサーという名誉なことでありがとうございます。デストロイヤーとの付き合いは、僕が少年時代と言ったら変ですけど、10代の頃にこの業界に入って、全日本プロレスに入社し、リングスタッフとして働いた時に、一番最初に会ったガイジンレスラーは……知っているレスラーはデストロイヤーだけだったんですね。そこに馬場さんがいて、ブッチャーがいて、いろいろな人がいたんですけど、やっぱりなぜかデストロイヤーだけは、向こうは英語、僕は日本語なんですけど、カタコトで会話しててもなんか楽しかったですね。一番最初にマスクを販売したのも……マスクというか、グッズを販売したのもデストロイヤー選手だったんですね。それの手伝いをさせてもらって。その時にデストロイヤー選手が『うちに遊びに来い』ってリングスタッフを全員呼んで、バーベキュー大会をやってくれた。本当に家族ぐるみだったんですね。カートにしても、モナちゃんにしても、リッチにしても家族で、本当によく遊びました。遊んだというか、招待されました。そんな思い出ですね。全日本プロレスで言えば、馬場さんがお父さんであって、デストロイヤーは叔父さんって感じの人だったんですね、僕からすると。今回は本当にありがたく思います。だから、ぜひ成功させたい。そんなことで、皆様、応援してください。よろしくお願いいたします。今日はありがとうございます」
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マスクについて
緒方「今回、ファンの方にお礼も兼ねて、デストロイヤーさんのものと触れ合うチャンスができないかという部分でカートさんにご相談させていただきました。相談後、カートさんに家の中を探していただき、現役時代に作った試合用のアディダスのマスクが出てきました。今回、デストロイヤーさんのご家族のご厚意で、試合用マスク付きの『ザ・デストロイヤープレミアムシート』という席を作らせていただきました。マスクの数には限りがある貴重なお席になりますので、お求めご希望の方はお早めのご購入をお勧めいたします」

ゲストについて
緒方「今回、ゲストとして、スタン・ハンセンさんの来日が決まりました。スタン・ハンセンさんは1975年、全日本プロレスに初来日し、シリーズの最終戦でデストロイヤーさんと戦ったということもあり、その後は日本のレスリングでしたりとか、全日本のビジネスというものをデストロイヤーさんから学び、ハンセンさんにとっては先輩的な存在に当たります。また、ハンセンさん以外に、1970年代にお茶の間を沸かせた『(金曜10時!)うわさのチャンネル!!』(日本テレビ)でデストロイヤーさんと共演しました徳光和夫さんにも当日ご来場いただくことが決まりましたことも併せて発表させていただきます。もうお一方いらっしゃいまして、ご紹介のほう、大隅さんよろしくお願いします」

大隅「私はザ・ファンクスのファンを40年以上しているご縁で、今はドリー・ファンクJr.さんから日本でのことは全て一任していただいております。大隅と申します。ドリーさんからメッセージを預かってますので、読ませていただきます。(メッセージを代読すると)もともと!BANG!TVというのは、ドリーさんがフロリダに道場を持ってまして、そこで月に1回興行をやっているんですね。そこの会社名が!BANG!TVという名前になります。私はそこのゼネラルマネージャーをさせていただいております。そのご縁で、この席に出席させていただきました」
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大会に向けての意気込み

藤波「プロレスのリング上ではいろんなマスクマンが登場しますが、マスクの元祖というか、自分たちが最初に見たのがデストロイヤーさんのあのマスク。あのマスクは日本中、どこに行っても誰もがわかるっていう。今回、プレミアムシート、俺、買おうかな?(笑)。マスク欲しいもんね。いやあ、本当にプロレスファンであれば、デストロイヤーさんの大会にたぶんみんな興味を持って見てくれると思うんで。自分も精一杯いろんな形で協力したいなっていう。とにかくファイトはもちろん、いろんな形で。これから徐々に参加選手が出てくると思いますけど、本当に皆さん興奮するでしょうね。頑張ります」

和田「この大会、なにしろ頑張ります。なぜか藤波選手と僕が並んでいるというのも不思議なもんで、本当に昔のプロレスファンからすると『えっ!?』って思うぐらい貴重だなって思います。僕も(プレミアム)シート、欲しいですよ(笑)。これ凄いですよね。だから、欲しいなと思いますけど、やっぱりファンの方優先で。この大会はデストロイヤーと言えば白黒テレビですね。白黒テレビからカラーに移って、マスクが赤色だったのかっていう。そういうデストロイヤーなんですよ。だから、大田区体育館は白黒テレビを見てた人も……」

藤波「会場全員がマスクマンですよ」

和田「本当にそんな感じですよね。カラーテレビを見て育ったプロレスファン、今はハイビジョンになって、4Kになってっていう。そんな人たちを全部大田区体育館に集めたい。だから、おじいちゃんから子供までっていう、そんなようなイベントにしたいですよね。楽しかったという。わかりづらいプロレスじゃなくて、わかりやすいものに。デストロイヤーのプロレスってわかりやすいんですよ。やっぱり4の字固めという簡単そうで簡単ではない技で……。今ではちょっと考えられないんだけど、4の字固めでじっとしてて、何が面白いんだと思うかもしれないけど、あれがプロレスだと僕は思います。1試合目からメインイベントまで、そんなような感じで、僕はプロデュースしていきたいと思います。だから皆さん、カードなんかも期待してください。きっと『うおっ!』って思うようなカードになるかもしれません。皆さんを『えっ!?』と驚かせたいぐらい。ファンの人もおじいちゃんから子供まで『えっ!?』って言わせたいような、そんなカードをちょっと作りたいなと思っています。ぜひ皆さん来てください。よろしくお願いします」

大隅「僕はファン目線でお話しさせていただきます。50歳の目線でお話しさせていただきます。僕が小学校の時っていうのはプロレスが大変盛んで、先日の2月に引退式があったブッチャーさん、今回のデストロイヤーさんっていうのはプロレスファンじゃなくても当時みんな知っていたプロレスラーの方で。その方が亡くなって、追悼興行をする。これは僕も周りの人に『みんな行きましょう』ってことを言えますし、凄い楽しみにしている大会です。で、ドリーさんも来る気は満々ですので。できれば、『弟のテリーと一緒に行きたい』と言ってますので。ただ、ドリーさんも今年78歳になりましたので、体調が本当に優れない時は申し訳ございませんけど、本人は魂だけでも行くと言っておりますので。あと、テリーのほうは、すいません。ドリーさんが一生懸命お話くださってますので、ちょっと期待に沿えるかわかりませんけど。私事ですけれど、8月1日からドリーさんのいるフロリダに行って、直接ドリーさんにも会ってきますので。そうしたら、ドリーさんの体調面とか、その辺がいろいろわかると思いますので、その辺は緒方さんのほうにご報告させていだきます。昭和で育った僕らは、こういう興行じゃないとなかなか皆さん『行こう』っていうふうにはならないので。我々はもう50歳ですけど、こういう世代は嬉しい限りでございます。ありがとうございます」

緒方「今回、デストロイヤーさんに縁があるレスラー、関係者の方に集まっていただいて。2月のジャイアント馬場追善興行のような同窓会になる機を作れればと思っております。併せて、先ほど京平さんからもありましたけど、デストロイヤーさんがプロレス界に残したものというと、足4の字、またマスクマンという部分がありますので、その2つにも関連する選手たちにも出ていただければと思っております。最後に私自身の使命といたしましては、天国でデストロイヤーさんと馬場さんが仲良く当日を見守っていただけるような大会にすることが任務だと思っております。11月15日、『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト』、どうぞよろしくお願いします」

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質疑応答

――当日は全部で何試合ぐらいにしたいと考えている?
和田「僕的にはやっぱり内容の濃いものって思うんだけど、今風で言えば6試合ぐらいでは少ないと思うんで。やっぱり多くのレスラーを呼びたいというのがありますね。いろいろお祭り的なことを。あと、僕的にはいろんなレスラーに来てほしいなって。『来れる人がいたら、本当に名乗りを挙げてください』ではないけれども、その中で7試合、8試合とか考えていますけど。やっぱり内容の濃い、本当に(ファンが)『来て良かったな』っていう。プロレスってその日の試合の内容を語りながら駅に向かっていくというのが、これがプロレスファンなんじゃないかなって思うんです。僕は(ファンに)なったことないんだけど、でも語ってほしいですよね。だから、そういうような試合内容にしたいと思います。そういう中では、ここに全日本プロレスの和田京平がいて、また新日本プロレスの藤波さんがいるってなんかおかしいなってみんな思うかもしれないけど、でもこれが本当に今なんじゃないかなっていう。昔では考えられないけど。藤波さんには今日来ていただいて感謝です」

――藤波選手は当日試合の出場も希望する?
藤波「そうですね。もちろんですよ。現役選手である以上は、それが第一希望でもありますし。その中で、せっかくリングに上がるからには体調をベストにして上がりがたいですし。リング上に上がった時の光景を想像しただけでもゾクゾクしますよ。ファンの皆さんが手作りのマスクでもいいし。マスクって配布できないの? 配布じゃあれだけど、凄い光景になりますよ。会場は何人はいるかわかりませんけど、異様な光景になりますよ。全員がマスクマンになったら。考えるだけでもゾクゾクします」

――当日にセレモニーは行う?
緒方「先ほど京平さんから試合数の話もありましたけど、試合プラス、デストロイヤーさんの追悼セレモニーは行いたいと思っています。決まり次第、改めてお伝えさせていただきます」

――例えば、1試合だけ観客が全員覆面をつけるというアイディアはどう思う?
緒方「アイディアをいだきましてありがとうございます。デストロイヤーさんと言えばやはりマスクマンの象徴的な部分もありますので、会場全体か、選手かって部分はまだここでは正式にお伝えできないですけど、何かしらマスクを通して、皆様で共有できる場を作れればと思っております」
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カード・ベイヤーのコメント
 こんにちは。カート・ベイヤーです。デストロイヤーの息子です。
 今年の11月15日、デストロイヤーメモリアルのイベントが大田区であります。本当にそれは素晴らしいことなんです。日本の皆さん、H.J.T.Productionの緒方さん、いろんなプロレスラーのみんなにありがとうと言いたいです。
 ファンたちにも本当にありがとうと言いたいです。父はもう1回日本に行きたかったけど、結局行けなかった。亡くなる前に何度か日本にもう1回行きたいなと言ってました。亡くなった時、日本のマスコミの方からいろんなメッセージが来て、とても素晴らしいメッセージでした。みんなにありがとうと言いたい。
 今年のメモリアルイベントの大田区は、力道山の昔の家の近くにあるらしく、それも素晴らしいなと思い、本当にメモリアルにぴったりなイベントになると思います。
 本当に言いたいことはたくさんあるんだけど、11月15日のイベントはよろしくお願いします。イベント開催にあたり、H.J.T.Productionの皆様、日本のプロレスラーの方々、友達、いろんな方々ありがとうございます。当日よろしくお願いします。

ドリー・ファンクJr.のコメント
 日本の皆様、こんにちは。ドリー・ファンクJr.です。
 2月のミスターババのメモリアルな大会で皆様にお会いできて、とても楽しかったです。とても興奮しました。
 また、スモウアリーナにてデストロイヤーさんに久々に会えると思ってましたが、残念ながら会えなくて、フロリダに帰国しました。帰国後、まもなくデストロイヤーさんの訃報を聞き、驚きました。
 デストロイヤーさんとはミスターババが作ったオールジャパンを一緒に支えてきました。対戦は少なかったですが、良き先輩であり、戦友でもありました。今でもデストロイヤーさんのことはリスペクトしています。
 デストロイヤーのメモリアルイベントを聞きつけ、私はすぐに日本に行くことを決断しました。今回、可能であれば、弟のテリー・ファンクとファンクスとして日本に行きたいと思っています。しかしながら、現状、テリー・ファンクのほうは体調がまだ優れないので、連絡は随時して状況を確かめています。11月、皆様日本で会いましょう。
(文/村上謙三久)

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