地元・群馬での興行を入れると、6回目となる吉江豊自主興行。『何でもあり〜何が起こるか分からない?』吉江興行は、今回もバラエティ豊かで波瀾万丈な大会となった。
全試合終了後には、8月9日に開幕する新日本プロレスG1クライマックスに出場することを改めて宣言。ドラディションのファンに「必ず優勝して帰ります!」とアピール。
イッパチ☆プロレスと共に、吉江の夏が始まった。
*吉江が関本にエール
吉江豊が滝澤大志(K-DOJO)とのタッグで、関本大介(大日本プロレス)&マンモス佐々木(アパッチプロレス軍)組と対決。吉江と関本は、豪快なチョップ合戦、体当たりで好ファイトを展開。関本は、吉江の150キロ肉弾攻撃を受けながらも、勢いのある攻撃で互角に攻防を繰り広げ、ついに吉江をアルゼンチンで担ぎ上げ、さらに、雪崩式ブレーンバスターで吉江をマットに叩き付けることに成功。滝澤は打点の高いドロップキックとチョップを武器に関本&マンモス組に立ち向かったが、最後は関本のジャーマンでフォールされた。
結果は黒星となったが、関本組の実力を認めた吉江は、大日本プロレス横浜大会(7月13日)でBJWタッグに挑戦する関本&マンモス組に「必ず勝て!そしたら次の試合はオレらがタイトルに挑戦するからな!」と、エール&挑戦状を送った。控え室では吉江vs関本のシングルマッチも示唆した。
*長井&嵐組とベアー福田が共闘
セミファイナルでは、田島久丸vsベアー福田(エルドラド)組が、長井満也&嵐組と対決。一進一退の攻防が続いたが、試合後半で田島のラリアットがパートナー福田に誤爆。腹を立てた福田は田島を見捨て、孤立した田島が長井の強烈な陸牙でマットに沈んだ。
試合後、長井は、田島のパートナーだったベアー福田に「オレ達となら、もっとおもしろいことができるぜ!」と、共闘を呼びかけた。福田は快諾。長井、嵐とがっちり握手した。
ドラディション反体制派として、着々と勢いを付けてきている長井満也&嵐に、ベアー福田(エルドラド)が加わり、強力な軍団となる可能性が高まった。
全試合終了=出場選手記念撮影
*竹村がヒロ斉藤に弟子入りを直訴
東京愚連隊として活動するため、ドラディション所属を離れた竹村だったが、第2試合開始前、突如マイクを持ち、プロレス界の重鎮〜ヒロ斉藤に「今、愚連隊としてやっていますが、僕にはまだまだプロレスのテクニックが足りないんです。ヒロさん、教えて下さい!」と直訴。そしてヒロとのタッグを要求。困惑したヒロだったが、試合はヒロ斉藤&竹村vsミスター雁之助&NOSAWA論外で行なわれることとなった。試合は、ヒロの攻撃を竹村ががっちりとサポート。最後はヒロがダイビングセントーンでNOSAWAを圧殺した。試合後はヒロが竹村と握手。今後、竹村は、愚連隊としての活動を行いながら、ヒロ斉藤の指導を受けることとなった。
*正田和彦が先輩くらしま太郎に引退勧告
メインで行なわれたくらしま太郎vs正田和彦。二人はデビュー時、先輩(くらしま)後輩(正田)としてしのぎを削ったライバルだったが、シングルでの対決は久々となる。
試合は正田が余裕で勝利。だが、試合終了後、くらしまの、あまりにも不甲斐ない負けっぷりに激怒した正田が「何年やってんだ?センスねぇんだよ!やめちまえ!」とぶち切れた。さらに、試合後に乱入してきた長井にも引退を迫られ、いよいよ、くらしまは正念場へと追いつめられた。
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