全試合終了=出場選手記念撮影
*関本大介(大日本プロレス)がドラディション初参戦〜吉江と火花を散らす
ドラディション後楽園大会メインでは、大日本プロレスの関本大介&石川晋也組がヒロ斉藤&吉江豊組と初対決。激しい肉弾戦を繰り広げた。
試合は吉江 vs 関本のバチバチしたぶつかり合いからスタート。中盤からヒロ&吉江は今年3月にデビューしたばかりの新人・石川をターゲットにベテランならではの重い技と、150キロの肉の重みでジワジワと追い込んで行く。だが石川はヒロのセントーンをムーブして脱出。タッチした関本は、並はずれた瞬発力を生かし、自らの肉体を吉江の巨体に豪快にぶつけて行くが、吉江は余裕ではね飛ばす。いろいろな団体を渡り歩き百戦錬磨の関本は、大日本プロレスの正当派エースとしての意地を見せ、ラリアットで吉江をなぎ倒す事に成功。さらにブレーンバスターで吉江をマットに叩き付けると、アルゼンチンバックブリーカーで150キロの肉塊を担ぎ上げ、会場をあっと言わせる。石川もミサイルキック連発で先輩をしっかりアシスト。
後半は大日本プロレスタッグがペースを握ったが、吉江は関本&石川のダブルブレーンバスターを切り返し反撃開始。ヒロがセントーンで石川を潰すと、吉江は得意のバックブローで関本を一撃しリング下まで吹っ飛ばす。最後は青息吐息となった石川に、必殺のダイビングセントーンを落下させ、ドラディションの重鎮・ヒロが白星を奪った。
試合後、控え室で関本は、吉江とのシングルを熱望。今日のファイトに手応えを覚えた吉江もリング上で関本とのシングルを示唆。7月13日に開催される『吉江豊イッパチ☆プロレス』(新木場1st RING・12時試合開始)で実現される可能性が浮上した。
*飛龍革命20周年〜
藤波辰爾が、師匠アントニオ猪木に半旗を翻し、自らの前髪を切りベイダー戦を直訴した『飛龍革命』(1988年4月22日)から今年で20年。第3試合で藤波辰爾とのWドラゴンタッグで、ミスター雁之助&藤田峰雄の師弟タッグに快勝したウルティモ・ドラゴンが『逆・飛龍革命』を予告し、藤波に決起を呼びかけた。
*極悪!長井!嵐組が浜田をリンチ
ドラディションの現状に不満を持つ長井&嵐組の反則攻撃がさらにエスカレート。大先輩であるグラン浜田を捕まえ極悪非道ぶりを発揮した。
ゴング前から長井と嵐が先制攻撃を仕掛け、浜田&アレクサンダー大塚を場外に落とすと、客席まで雪崩れ込んでの大乱闘を展開。イスをなぎ倒しての攻撃に、客席からは悲鳴が巻き起こる。リングに戻ると、長井組は小柄な浜田に狙いを絞り、容赦ない蹴り、チョップ、鉄柱攻撃を開始した。浜田も頭突きやスイング式DDTで反撃するも、最後は長井組の強烈な合体技も炸裂。大塚のアシストも及ばず浜田はマットに沈んだ。
※聖地・後楽園ホールに、ブラック団総帥・三遊亭楽太郎さんが応援に駆けつけ、試合後の藤波辰爾と笑顔で握手。
|