DRADITION 2016 FIRST
後楽園ホール
18:00開場 18:30開始
Battle Invitation ドラゴンからの招待状!
大会のポイント
2016年初のドラディション大会は、それぞれのテーマを持った6試合が組まれ、メインでは藤波辰爾が遂に全日本プロレスとの初遭遇を果たした。
第3試合、大学生最後となるLEONAの対戦相手は真田聖也。同じ20代の真田は、ドラゴン殺法の使い手でもあり、全日本プロレス、W-1、米TNAを経て現在は海外を拠点にフリー選手として活躍する。
前半グラウンド戦で互いの力量を確かめあった両者の闘いは、徐々にガツガツしたぶつかり合いへと突入。後半、丸め込み合戦で意地をみせ、果敢に真田に立ち向かっていったLEONAだったが、最後は真田の素早い切り返しに翻弄され、ドラゴンスリーパーからの THIS IS IT で沈んだ。
第4試合では船木誠勝とタカ・クノウの格闘技ファン必見の一騎打ちが行われた。試合は一分の隙もない緊張感の中、両者の多才な技術を駆使した攻防が繰り広げられた。しかし最後は船木のランニングキックがタカ・クノウにさく裂。3カウントが奪われた。試合後、船木はタカ・クノウを『実力は一流。他のどの団体のチャンピオンと闘っても負けない選手』と絶賛。
メインイベントは、藤波と現在進行形の全日本プロレスとの遭遇が実現。藤波のパートナーにはベテランヒロ斉藤。一方全日本プロレスのエース・秋山準の選んだパートナーはデビュー間もない全日本プロレスの未来を背負う青柳優馬。
試合は空気感やスピードの違い、かつ年齢差もあるタッグ戦となったが、藤波・斉藤組は、秋山組の放つスピードある攻撃に老獪な戦術で対応。一進一退の攻防が続いた。
後半、藤波・ヒロ組が連携プレーでがっちりと流れをつかむ。藤波がドラゴン殺法で秋山・青柳を畳み込むと斉藤がセントーン2連発で加勢。最後は藤波が青柳をドラゴンスリーパーで捕らえ、ギブアップを奪った。
試合後、藤波と秋山が握手。藤波は『久しぶりに胸を借りる気持でやった。今度は秋山君とシングルもやってみたい!』とコメント。
大会の最後には参加選手全員での記念撮影となったが、秋山はセコンドに付いていたLEONAに握手と見せかけ場外に投げ飛ばす。この挑発にいきり立ったLEONAは秋山に向かっていく。ここは藤波がなんとかいさめたものの、LEONAにとっては遺恨の残る大会となった。
試合結果
クラシマンドロップから
片エビ固め
ミノルスペシャル
THIS IS IT
関本大介
垂直落下式ブレーンバスターから 体固め
長井満也
ランニングキックから
片エビ固め
藤波辰爾
ドラゴンスリーパー
秋山 準