*藤田峰雄(フリー)がベルト奪取成功!〜NWAインターナショナル・ジュニアヘビー級選手権試合
第21代チャンピオン大原はじめが、5度目の防衛戦として藤田峰雄と対戦。ハッスルで活躍中の王者・大原への応援団の熱い声援で会場が埋め尽くされる中、序盤は大原主導で試合が進行。だが、ドラディションレギュラー出場メンバー1のイケメン藤田も華麗なファイトで応戦。
中盤は両者大技の連発となるが、藤田が必殺技で大原の左ヒジを破壊。大原は苦戦を強いられる。大原も藤田の猛攻撃をカウント2で返しながらも抗戦を続け、ムイビエンで決着をつけようとするが、左ヒジの痛みに耐え切れず未遂で終わる。その機を見逃さず、藤田が一気に最後の攻撃を畳み込み、ダウンバーストで3カウント。ついにNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級第22代チャンピオンとなった。
優勝した藤田に、梶原慧 (闘龍門メキシコ)が次期挑戦を直訴したが、藤田は『梶原は実績がない』と挑戦を拒否。続いて南野タケシも挑戦者として名乗りをあげたが『ガラが悪い人は嫌いなんで』とまたしても拒否。藤田は『由緒あるベルトなので、誰でもいいというわけではない。次の九州シリーズでじっくりと挑戦者を選び、次回の新宿FACEには必ず防衛戦をやります!』と、リング上でコメントを残し退場。
誇り高き新王者が九州で次期挑戦者を決定することとなった。
*長州力〜「藤波さん!集大成を作りましょう」
メインでは、藤波辰爾、長州力、初代タイガーマスクのレジェンドタッグが、ヒロ斉藤、ドン荒川、グラン浜田組と対戦。ドラディション初参戦となるドン荒川が、コミカルな攻防でレジェンドのペースを乱したが、北海道ツアーでさらに結束を高めたレジェンド軍が一気に反撃。巧みなコンビネーションで畳み込み、最後は藤波がヒロから足4の字でギブアップを奪い、連勝の記録を更新した。
試合後、長州がマイクを持ち、「藤波さん!そろそろやりましょう。僕の集大成を作るの手伝ってくださいよ!」と、対戦を要求。珍しい長州のマイクアピールに一瞬驚いた藤波だったが「そろそろやりましょうか!」と笑顔で返答。1980年代前半、ファンを魅了した『名勝負数え歌』の集大成が、次回ドラディションリングで行われる可能性が一気に高まった。
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