大会のポイント
5月29日、ドラディションの約1年ぶりとなる後楽園大会〜新たなる波動〜BATTLE NEW VIBRATION 2013 が行われた。初参戦の船木誠勝と藤波の師弟対決や、藤波怜於南(藤波辰爾長男)のエキシビションマッチ等で話題となり、チケットは完売。観衆1,580人の声援の中、エキシビションマッチを含む全7試合が行われた。
藤波怜於南が、同じジム(U.W.F.スネークピット)で練習している蓮見隆太と対戦。レフェリーは、コーチでもある宮戸優光代表が務めた。
両者共に、序盤からスピード感のある動きを見せる。飛行機投げ、タックル、フェイスロック、ヘッドロック等、スタンドとグランドをバランスよく取り入れたキャッチレスリングの攻防を展開。怜於南は片足タックルから相手の足をひざにはさんでのテイクダウンというドラゴンスクリューの原型を披露。一方の蓮見はスピードとパワーのある動きで怜於南に攻撃を仕掛けていった。息つく間もない5分間が終了すると、両者が宮戸代表に延長を要求。観客の熱い支持を受け、3分間の延長戦が行われた。延長の3分間も、両者一歩も引けを取らず、スピードのある若い攻防が繰り広げられた。
セミファイナルでは、坂口征二の長男である坂口征夫が、長州力とのタッグで、大日本プロレス〜関本大介、橋本和樹組と対戦。坂口は、長州のサポートを受けながら、パワーのある大日本勢を相手にキレのあるキックを連発し、白星を挙げた。
メインでは、藤波辰爾、初代タイガーマスク組が、船木誠勝、AKIRA組と初対決。藤波と船木はグランドの攻防。タイガーマスクと船木は、激しいキックの応酬。最後は藤波のドラゴン殺法が炸裂し、ドラゴンスリーパーで藤波がAKIRAを仕留めた。
試合終了後、リングに息子を上げた藤波は、11月28日に、再びドラディション後楽園大会を行うことを発表。その時の、怜於南の成長を確かめ、デビューさせるか否かを見極めることを話し、親子対決の可能性も示唆した。
また、「技術面も肉体面もまだまだこれから、11月までにどれだけ成長するかを見てほしい」と怜於南の上半身を公開した。
試合結果
腕ひしぎ逆十字固め
グラン浜田
ウラカン・ラナ
NOSAWA論外
アレクサンダー大塚
長井満也
スイクルデスから
片エビ固め
本間朋晃
齋藤彰俊
延長3分引き分け
トケ・エスパルダ
長州力
PKから
片エビ固め
関本大介
藤波辰爾
ドラゴンスリーパー
船木誠勝