RESULT

TATSUMI FUJINAMI 50th ANNIVERSARY


後楽園ホール   18:00開場 19:00開始

THE NEVER GIVE UP TOUR PHASE-1 IN TOKYO
観衆:715人(超満員札止め)

大会のポイント

藤波辰爾デビュー50周年ツアー Part2!
後楽園ホール超満員の第2弾!
メイン:藤波&天山&小島 vs Gムタ&白使&KAZMA
異様な空気と熱気が会場中に充満!
セミ:長井&吉江 vs 望月&岡林
肉弾戦、場外乱闘勃発も大団円!

◎11月9日、藤波辰爾デビュー50周年記念興行『THE NEVER GIVE UP TOUR』東京大会が後楽園ホールにて開催。スタッフ、選手のPCR検査、検温、そして試合毎にリングの消毒等、万全な感染対策を施した上で全5試合が行われた。

第1試合の倉島信行25周年記念試合第二弾は、ストロングスタイルプロレスのエースであるスーパー・タイガーと一騎打ち。「“ドラディションの門番”として、敢えて第一試合でこの試合を組んでもらいました」という倉島。前半は重量感のある組み合いで倉島がペースを握るが、タイガーがキレのある蹴りで圧倒。最後まで意地を見せた倉島だったが、最後はタイガースープレックスで3カウントを奪われた。

第2試合は、2AWのリッキー・フジとLEONAがタッグを組み、TAMURA&三州ツバ吉組と対戦。父・藤波の記念試合で2勝を勝ち取りたいLEONAが猛攻撃を仕掛けるが、ツバ吉の鋭い蹴り、TAMURAのレフェリーの目を盗んだ反則技に苦戦。後半はリッキーがTAMURAにタイツを下げられ尻が丸出しになってしまうアクシデントも発生したが、LEONAは自身のペースを崩さずに、首固めを切り返しての逆さ押さえ込みでツバ吉を押さえ込み、白星を奪取した。

第3試合では新日本プロレス所属時代に平成維震軍として一世を風靡した越中詩郎とAKIRAがタッグを結成、高岩竜一&新井健一郎を迎え撃つ。
高岩を含め、元新日ベテラン勢に囲まれた新井は、策を働かせおいしいとこ取りを狙うが、高岩とのタッグに亀裂。終始、相打ち、新井の裏切りに翻弄された高岩だったが、最後は自軍新井に豪快なラリアットを決めると、越中がヒップアタック、高岩のデスバレーボムが炸裂し、新井はリング上に大の字。そこにAKIRAがすかさずムササビプレスを投下。結果的に3対1で新井がマットに沈んだ。試合後は、越中、AKIRA、高岩の3人が勝利ポーズをとった。

セミファイナルでは、長井満也と12年ぶりにドラディションに帰ってきた吉江豊がタッグ結成。試合前には兼ねてから親交があった桑マンこと桑野信義氏(ラッツ&スター)がリング上で長井に花束を贈呈。桑野氏は「昨年からの癌の治療を乗り越え、長井選手に花束を贈呈するという約束を今日果たした」とのアナウンスがあり、会場から暖かい拍手がわき起こった。
長井・吉江組が対戦したのは、10月28日にNOAH・熊本城ホール大会で杉浦貴を下し、GHCナショナル王者になったばかりの望月成晃(ドラゴンゲート)と岡林裕二(大日本プロレス)の異色タッグ。長井と望月は初対戦。
長井対望月では「おい、元・武輝道場!」と長井の挑発に「おい、元RINGS!」と望月も応戦。緊張感のある攻防でスタート。吉江対岡林では、お互いのパワーを存分にぶつけ合う激しいぶつかり合いが展開。両者一歩も引かない激戦はリングサイドに雪崩れ込む。最後は勝敗を無視した戦いが繰り広げられ、両者リングアウトという結果となった。
試合後、望月は「俺は昔、リングスのファンクラブに入ってたんだ」と告白。意外な事実を知った長井は、望月と抱き合い笑顔での退場となった。

メインイベントは、藤波辰爾が新日本プロレスから参戦の天山広吉、小島聡と初トリオを結成。ドラディション初登場にして初タッグ結成となるグレート・ムタと白使に試合巧者のKAZMA SAKAMOTOを加えた夢トリオと対戦。序盤から白使の不気味な幻惑殺法、そしてトリッキーな動きとともにベテラン勢のリズムを崩しにかかるKAZMAの動きに苦しめられた藤波組。中盤ではムタが毒霧を藤波の顔面に噴射。藤波の危機に奮起したテンコジが、巧みな連携でムタ組を蹴散らしペースを掴む。再起した藤波とMUTAがドラゴンスクリューの応戦。KAZMAがMUTAにラリアットを誤爆すると怒ったMUTAがKAZMAにも毒霧を吹きかける。小島が、KAZMAの動きが鈍くなったスキをつき、ラリアットでなぎ倒し3カウントを奪取した。

試合後、顔面を緑に染めた藤波は笑顔でマイクを取り、「お見苦しい格好にはなりましたが、50周年、長いような中途半端なような……こういう形でマイクを持つことになるとは思いませんでした。来年から1年間が50周年の記念ツアーです。北海道から九州・沖縄までかけ続けてまいります。そしてファイナルの50周年記念ツアーには、自分にまつわる選手と、ゲストを呼んでまた皆さんの前でお披露目させてもらえたらと思います!」と、超満員札止めの観客の前で宣言して、大会の幕が降りた。

試合結果

第 1 試合 シングルマッチ 20分1本勝負
倉島信行デビュー25周年記念試合
× 倉島信行
12分45秒
タイガースープレックスホールド
スーパー・タイガー ○
第 2 試合 タッグマッチ 30分1本勝負
× 三州ツバ吉
TAMURA
14分07秒
逆さ押さえ込み
LEONA ○
リッキー・フジ
第 3 試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○ AKIRA
越中詩郎
14分36秒
ムササビプレスから
片エビ固め
新井健一郎 ×
高岩竜一
セミファイナル タッグマッチ 45分1本勝負
吉江豊
△長井満也
15分53秒
両者リングアウト
岡林裕二 △
望月成晃
メインイベント スペシャル6人タッグマッチ 60分1本勝負
藤波辰爾デビュー50周年記念試合 2021 PART2
○ 小島聡
天山広吉
藤波辰爾
17分02秒
ラリアットから
体固め
KAZMA SAKAMOTO×
白使
グレート・ムタ
試合写真
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