RESULT

TATSUMI FUJINAMI 50th ANNIVERSARY


後楽園ホール   18:00開場 19:00開始

THE NEVER GIVE UP TOUR PHASE-2 IN TOKYO Dear NEW GENERATION
観衆:832人

大会のポイント

藤波辰爾デビュー50周年ツアー PHASE-2!
藤波無念の欠場も代打棚橋と新日勢参戦で激震の後楽園!
メイン:棚橋&越中&永田 vs 長井&高橋&鷹木
プロレスの歴史が詰まった世代を超えた新たな闘い!
セミ:藤原&船木 vs 高岩&田中
組長がマットを席巻!これぞドラディションの醍醐味!

◎藤波辰爾50周年記念ツアーPHASE-2・第一弾が後楽園ホールで開催された。
当初の出場選手の怪我や、藤波辰爾本人のコロナ感染などで、カードが二転三転したPHASE-2の初戦だったが、藤波の代打に新日本プロレスから棚橋弘至の参戦が決定した。
藤波の体調はすでに回復しており、保健所、病院からは外出可能との診断はあったものの、年齢的な面や今後のことを考慮し、今回は参戦はせず、新日本プロレス公式動画配信サービス「新日本プロレスワールド」PPVにおける解説者として放送席で試合を見守ることになった。藤波の目の前でドラデシション所属選手、準レギュラー選手、そして新日本プロレスの選手が熱戦を繰り広げた。

第1試合では、ドラディション所属の倉島信行&三州ツバ吉タッグと、藤原ライオン&酒井博生組が対戦。酒井(HEAT-UP)は今年2月に47歳にしてプロレスデビューを遂げたばかり。最後は倉島が裏十字固めで酒井からギブアップを奪った。

第2試合では父・藤波辰爾と同じくコロナに感染、隔離・療養期間を終えたLEONAが、HEAT-UP代表のTAMURAとシングルマッチを行った。序盤からスピード感のある攻防が展開。お互い一歩も引かずせめぎ合うも、15分ドローで試合終了。

◎第2試合開始前、今大会からLEONAの新テーマ曲が新しくなり、楽曲を制作した『YAMAGUCHI FAMILIA』がリングに上がりLEONAを激励。(曲名:LEONA NEW THEME/作曲:YAMAGUCHI FAMILIA)「LEONA選手のファイトスタイルやキャラクターのイメージを、僕達の得意とする、ギターを押し出したエレクトロサウンドに落とし込むつもりで製作しました。会場のボルテージが上がる様なプロレス入場曲の王道的な魅力を、より現代的な解釈でアプローチし、新世代の選手らしいサウンド感をもったアッパーな入場曲になったと思っています」(YAMAGUCHI FAMILIA 談) ※YAMAGUCHI FAMILIA:KENT YAMAGUCHI(山口賢人)とYuto Kosakaによる作曲ユニット

第3試合は昨年11月のドラディション後楽園大会でもタッグを組んでいる望月成晃&岡林裕二が、KAZMA SAKAMOTO&東京愚連隊のMAZADAと対決。最初からリラックスモードのKAZMA & MAZADA組が、パワー殺法を全面に押し出す望月&岡林組を翻弄。トリッキーな動きに翻弄された望月組だったが、最後は望月がツイスターからの片エビ固めで勝利した。

◎第3試合修了後、12月1日に決定している THE NEVER GIVE UP TOUR FINAL 東京・国立代々木競技場・第二体育館において、メインスポンサーとして『激おちくん』で有名な、レック株式会社の永守貴樹社長が藤波とともに登場しリング場であいさつ。ドラディション初の「クラウドファンディング」を行うことが発表された。(詳細は後日発表)

セミファイナルでは、藤原喜明&船木誠勝の師弟タッグが田中将斗&高岩竜一と対戦。
73歳の藤原は、得意の頭突きで相手チームを蹴散らす。田中&高岩も容赦ない打撃技でペースを握ろうとするが、藤原は相手のスキを突いた関節技で相手チームを苦しめ試合をコントロール。この波に乗った船木が師匠に負けじと重厚なキックを放つと、最後はハイブリッドブラスターで高岩をマットに沈め白星をあげた。

メインイベントは、棚橋弘至&越中詩郎&永田裕志 vs 長井満也&鷹木信悟&高橋ヒロムの6人タッグ。長井は始終、解説席にいる藤波を挑発。試合中盤、ヒロムと鷹木の息の合ったコンビネーションで永田を捉え執拗に攻撃を仕掛けたものの、永田は延髄切りで脱出。越中がヒップアタックで長井組を蹴散らしたが、レフェリー失神を機に長井組が再度試合の流れを引き寄せる。
長井が棚橋をドラゴンスクリュー、ドラゴンスリーパーで藤波を挑発。解説席の藤波は、たまらず立ち上がり遂にリングイン。長井、ヒロム、鷹木をドラゴン殺法で一蹴すると、棚橋が長井にハイフライフローを発射。片エビ固めで長井をマットに押さえつけると、意識を取り戻したレフェリーと藤波が2人で3カウントを叩きピンフォール。
試合後、藤波がマイクで、今回代打として急遽出場してくれた棚橋に「ありがとう!」と礼を言うと「久々にシングルがやりたくなった。12月1日の代々木ではシングルをやろうかな」と、藤波辰爾50周年記念ツアーのフィナーレとなる代々木第二体育館で、自身のシングルマッチをぶち上げる。これに反応した棚橋が、すかさず立候補。会場のどよめきがやまぬまま、最後は「ネバーギブアップ!」と藤波と共に絶叫し、秋から始まる記念ツアーへ繋ぎ、「PHASE-2 IN TOKYO Dear NEW GENERATION 」の幕が降りた。
バックステージでは、明日から渡米する棚橋が「藤波さんのピンチを救えたということ・・・これで僕のプロレスは成就したといえるかも」と満面の笑みで語った。

試合結果

第 1 試合 タッグマッチ 15分1本勝負
三州ツバ吉
○倉島信行
10分16秒
裏十字固め
酒井博生 ×
藤原ライオン
第 2 試合 シングルマッチ 15分1本勝負
△ LEONA
15分00秒
時間切れ引き分け
TAMURA △
第 3 試合 タッグマッチ 30分1本勝負
KAZMA SAKAMOTO
×MAZADA
16分12秒
ツイスターから
片エビ固め
岡林裕二
望月成晃○
セミファイナル タッグマッチ 45分1本勝負
○船木誠勝
藤原喜明
13分02秒
ハイブリッドブラスターから 体固め
田中将斗
高岩竜一×
メインイベント スペシャル6人タッグマッチ 60分1本勝負
藤波辰爾デビュー50周年記念試合 PART3
永田裕志
越中詩郎
○棚橋弘至
15分59秒
ハイフライフローから
片エビ固め
長井満也×
高橋ヒロム
鷹木信悟
試合写真
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