RESULT

DRADITION 2024


後楽園ホール   17:30開場 18:30開始

DRAGON EMPIRE PHASE-1
観衆:834人


大会のポイント

メイン:藤原&船木&LEONA VS 宮原&関本&安齊
父不在、LEONAに全日勢が集中砲火!初参戦のエース宮原と大激戦!
セミ:長井&青柳&斉藤ジュン VS 越中&AKIRA&真霜
越中デビュー45周年のこの日はヒップアタック乱打戦が勃発!
第3試合:新崎人生&黒潮TJ VS 吉田綾斗&MAZADA
黒潮TOKYOジャパンが初参戦、会場は大「イケメン」コール!

試合開始前
本日試合開始前、リング上にLEONA選手が登場。
「父がインフルエンザに感染したため、体調及び他選手への影響を鑑みて欠場という決断となり、藤波辰爾の試合を楽しみにしてくださった皆さまにおわび申し上げます。自分たち選手一同、一層、熱いファイトをお届けできればと思っています。本日は最後まで熱い声援をよろしくお願いします」
と藤波辰爾の急遽欠場をファンに謝罪した。

第3試合
第3試合で黒潮TOKYOジャパン(旧名黒潮“イケメン”二郎)がWWEの先輩にあたる新崎人生と異次元タッグを結成し、吉田綾斗、MAZADA組と対戦した。
新崎に続いて単独で入場した黒潮は、肉体美を見せつけながら大「イケメン」コールに乗って客席になだれ込み、観客の肩を抱いて自分も「イケメン」コールを連呼。一度リングインしたものの、再び客席に突入して会場を走り回るなど、なかなか入場が終わらない。
場内を回り終えるとようやくリングインしたが、今度は花道を逆戻り。新崎が連れ戻しに行くと大きなアンコールが起きる。新崎が黒潮の手を引っ張ってリングインさせ、リングアナウンサーがコールを始めたが、黒潮はまたもや客席に突っ込んでいった。
延々と続いた入場で観客のハートを鷲づかみにした黒潮は、カラフルなフルーツ柄のジャケットを着用したまま試合に臨んだが、試合では同い年の吉田綾斗とのヘッドスプリングをめぐる攻防などで華麗なファイトを披露。新崎とのチームワークも良く、最後は新崎のチョークスラムを受けてのイケメンサルト(ムーンサルトプレス)でMAZADAを沈めた。
2人は合掌からの握手を交わし、試合後のバックステージでも、黒潮が「楽しかった」と満面の笑みを浮かべれば、新崎も「すごく面白かった」とゴキゲン。黒潮は「僕はみちのくプロレスを見て育ったので、人生さんが入場する背中を見た時に、おーっ!新崎人生だ!となって」と感激したことを告白。「プロレス人生で落ち込んだら、新崎さんの弟子になりたいなと思います」と申し出て、新崎も快諾していた。
なお、カラフルなフルーツ柄のジャケットは、最後まで着用したまま。また、長すぎる入場は、WWEでは「尺の問題で30秒」だったという。

セミファイナル
ド演歌ファイター・越中詩郎が大会当日にデビュー45周年を迎え、AKIRA、真霜拳號と組んで長井満也、青柳優馬、斉藤ジュン組と対戦した。
1979年3月5日、全日本の千葉・館山大会における薗田一治(ハル薗田)戦でデビューした越中。「デビュー45周年!越中詩郎」とコールされると客席から大きな拍手が起き、「おめでとう!」の声が飛んだ。相手の青柳は全日本の前三冠ヘビー級王者、斉藤は前世界タッグ王者で、昭和54年デビューにして平成維震軍を経た越中が、古巣の令和を体感するカードとなった。
髪や髭には白いものが混じるようになった越中だが、試合では元気いっぱい。長井からおきて破りの逆ヒップアタックを食らったが、場外戦で逆襲。エプロンから長井にヒップアタックを放ち、リング内に戻っても長井に尻を4連打だ。
後輩の青柳にお尻ペンペンやAKIRAへのヒップアタックで挑発されると、リングインしてヒップアタック2発。斉藤にはヒップアタックから、真霜とのブレーンバスターで投げ捨て、長井にはコーナー最上段からのダイビングヒップアタックと大暴れした。
試合はAKIRAが長井のキャプチュードからのストレッチプラムで敗れたが、越中は「あいつらにヒップアタックをやられたんで、今度は倍返ししてやりたい」と全日本勢との再戦を宣言し、45周年を「俺にとっては通過点」とするなど現役感バリバリ。
越中をさんざん挑発した青柳も「越中詩郎!この野郎!いつかお前に引導渡してやるからな!この記念すべき日に青柳優馬と出会ったことを一生後悔するでしょうね。次に会う時は、ケツを蹴り上げて、口から靴紐を引っ張りだしてやるからな!」と、早くも再戦を待ち望んでいた。

メインイベント
3冠ヘビー級王座を6度獲得した全日本プロレスのエース・宮原健斗がドラディションに初参戦。メインで関本大介、将来の全日本を担うと目される大器・安齊勇馬とのトリオを組み、藤原喜明、船木誠勝、LEONA組と大熱戦を繰り広げた。
 2月28日に行われた記者会見でも、スタッフを務めていたLEONAを呼び出して激しく挑発した宮原は、この日も互いに先発すると、さっそくロープに詰めてほおをペチペチと軽く張り、頭ポンポン。LEONEがエルボーでお返しすると、頭突きをブチ込み、場外戦で猛攻を加える。 その後も格の違いを見せつけるような戦いぶりを見せ、ファンをあおっては大LEONAコールを呼び込むなど、宮原は千両役者ぶりを発揮し、関本や安齊も安定したサポートを見せる。 インフルエンザで欠場した藤波辰爾の代打で緊急参戦した藤原は十八番の脇固めや一本足頭突き、船木は鋭いミドルキックや膝蹴りで宮原組の流れを寸断し、LEONAも意地をむき出しにしてエルボーの連打やハーフハッチなどで必死に食い下がる。
20分過ぎには宮原のブレーンバスターを首固め、ラリアットを逆さ押さえ込みに切り返して連続でカウント2を奪うなど、父・藤波ばりの小技で逆襲するが、宮原は強烈な膝の連発でLEONAの反撃をバッサリ遮断し、シャットダウンスープレックスホールドで完璧な3カウントを奪取した。 宮原は「これがプロレス界のスーパースターだ!また俺にこのリングで会いたいなら、このプロレス界の最前線に来るしかないぞ!おまえを待つことはしない。ただ、背中を追いかけることはできるんじゃないか?あとはあなた次第だ!」と、大ダメージでなかなか立てないLEONAを立たせて猛ゲキ。バックステージでも「一つアドバイスを送るならば、今日という日を会社が用意してくれたものにするのか、てめえのプロレス人生に生かすのか、てめえ次第だ!LEONA、頑張れよ!」と伝えた。
また、この日の対戦はならなかった藤波には「スーパースター界の先輩にまた再びこのリングで会えることを楽しみにしています」と、丁寧にメッセージを送っていた。
ロープにすがって立ったLEONAはいったんマイクを握ったものの、言葉は発さずに一礼してリングを降りて退場。バックステージでもダメージの大きさでノーコメントだった。

試合結果

第 1 試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△ アンディ・ウー
10分00秒
時間切れ引き分け
馬場拓海 △
第 2 試合 タッグマッチ20分1本勝負
田島久丸
× 倉島信行
7分26秒
新卍固め
三州ツバ吉
スーパー・タイガー○
第 3 試合 タッグマッチ30分1本勝負
○黒潮TOKYOジャパン
新崎人生
9分15秒
ムーンサルトプレスから
体固め
吉田綾斗
MAZADA×
第 4 試合 タッグマッチ30分1本勝負
浜亮太
○ 石川修司
10分10秒
ファイヤーサンダーから
片エビ固め
将軍岡本×
樋口和貞
セミファイナル スペシャル6人タッグマッチ 45分1本勝負
DRAGON Invitational Match 
斉藤ジュン
青柳優馬
○ 長井満也
13分42秒
ストレッチプラム
真霜拳號
AKIRA×
越中詩郎
メインイベント スペシャル6人タッグマッチ 60分1本勝負
×LEONA
船木誠勝
藤原喜明
23分12秒
シャットダウンスープレックスホールド
安齊勇馬
関本大介
宮原健斗○
試合写真
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