*吉江がヒロに2連敗
プロレス界のレジェンドブームに異を唱え孤軍奮闘している吉江豊が、2日連続でジュニアのレジェンド〜ヒロ斉藤に黒星を喫した。
グラン浜田とタッグを組み、ヒロ斉藤&長井満也組と対戦した吉江だが、ヒロ&長井組は巨漢・吉江を避け、小さな浜田に狙いを絞り容赦ない攻撃を加える。だがベテラン浜田もスウィング式DDT、ニールキック、フランケンシュタイナーで反撃。吉江も体当たりでヒロ組を蹴散らし、長井との熾烈なチョップ、キック合戦を展開。一進一退となったが、最後は長井がみちのくドライバーで浜田を叩き付けると、ヒロが必殺のダイビングセントーンでトドメをさし、重鎮ヒロがドラディション旗揚げシリーズを連続白星で飾った。
2日連続で負けた吉江は不完全燃焼。「レジェンド相手じゃ物足りない。もっとバチバチやれる選手と当たりたいんだ。過去の産物レジェンド軍はオレが片を付けてやる!」と、30日後楽園大会(長州力&蝶野正洋vs吉江豊&田島久丸)で、レジェンド軍と完全決着をつけることを誓った。
全試合終了=出場選手記念撮影
*ベテランタッグ藤波&青柳組がくらしまに喝!
1年ぶりにタッグを組んだ藤波辰爾&青柳政司組が、嵐&くらしま太郎組と対戦。空手の達人でもある青柳館長は容赦ない蹴りをくらしまに叩き込む。くらしまは力まかせに藤波&青柳組にぶつかっていったが、ベテランタッグには歯が立たない。最後は藤波が嵐をドラゴンスリーパーで捕獲すると、青柳の左上段後ろ飛び回し蹴りがくらしまの後頭部を直撃。あえなくくらしまは撃沈した。
藤波は「今日はくらしまに試練を与えました。青柳館長にも、くらしまに思い切りやってほしいと頼みました。これでくらしまが、何かを掴めたかどうかで彼の今後が決まってくるでしょう」と、正念場を迎えたくらしまに厳しいコメントを送った。
*ドラディションにルチャ旋風が吹き荒れる
今シリーズメキシコから来日している闘龍門MEXICOの選手を中心に行なわれた、本場のルチャ・リブレが小倉大会観客を熱狂させた。テクニコ(善玉)藤田峰雄&大原はじめ組に襲いかかるルード(悪玉)アミーゴ・鈴木&KAZE組に、客席からは大ブーイング。ストレートヘアを振り乱し苦闘する藤田には子ども達から「ミネピョンがんばって!」と大声援。ルチャならではの素早い動き、華麗なメキシカンジャベも披露。最後は藤田が必殺技でルード軍を仕留め、客席から拍手喝采を浴びた。
※なお、
ペケーニョ・ニンジャ選手が3月20日船橋大会で負傷したため、本日から広島大会までの欠場が決定。3月30日後楽園ホール大会で復帰の予定。
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