全試合終了=出場選手記念撮影
2008年ドラディション・シリーズ最終戦として、NWAインターナショナル・ジュニアヘビー級を含む、全6試合が、後楽園ホールで行われた。
第1試合は、大ベテランのヒロ斉藤が、闘龍門メキシコ若手・梶原慧の勢いのある攻撃を、熟練した技で押さえ込み勝利。
第2試合では、男盛りと菊タローの息が合ったお笑いプロレスで観客は大爆笑。
第3試合は、金髪にイメチェンした『峰ぴょん』こと藤田峰雄を、イケメン嫌いの大原はじめがいたぶり、最後は得意技クアトロフルールで勝利。
第4試合は、ドラディション田島久丸と、ドラディションの反体制グループで悪行三昧を働いているベアー福田(エルドラド)が、シングルで対決。ベアーは反則攻撃を完全に封印し、クリーンなファイトを展開したが、ぶつかり合う一進一退の攻防の末、田島が豪快なパワーボムで白星を飾った。
*ウルティモ・ドラゴンが悲願のベルト奪還成功!
セミファイナルでは、11月9日大阪大会での王座決定戦で、ウルティモ・ドラゴンを制し、スペル・デルフィンが奪取したNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座の初防衛戦が行われた。
前回のタイトルマッチ同様、華やかなコスチュームに身を包んだ、ウルティモとデルフィンの華麗な攻防に、客席からは拍手喝采。スピードのある一進一退の攻防が続いたが、最後はウルティモが、開発中の新技・ドラゴン&アロー(変形弓矢固め)で勝利し、悲願のベルトを手にした。
試合直後、ウルテイモの愛弟子でもある大原はじめが、挑戦者として名乗りをあげ、12月14日アレナ・コリセオで行われるウルティモ・ドラゴン自主興行で、防衛戦が行われることが決定した。
*吉江が2008年ドラディション最終戦を制覇
メインでは、長井満也が率いる、ドラディションの反体制派が宮本和志を助っ人に、長井・嵐&宮本の、元全日本タッグを結成し、藤波辰爾・吉江豊・関本大介組と6人タッグで激突。長井組には、ベアーと大原がセコンドとして登場。レフェリーのブラインドを突き、セコンド介入、イス攻撃、合体攻撃とやりたい放題でホールは悲鳴と怒声の渦となる。だが、吉江を核とした正規軍は、関本の体当たりの攻防、藤波の絶妙なサポートで、試合の流れをつかむことに成功。最後は、関本のパワーボムで大の字となった宮本に、吉江が必殺のダイビングボディプレスを落下させ、3カウントを奪った。
今シリーズ、長井組に連勝している吉江は、余裕の笑みを浮かべ、12月28日に新木場で行われる予定の吉江興行で、長井とのシングルマッチを要求。2008年最後の大会で、長井組との最後の決着をつける所存だ。
|